コッペパンとは
コッペパンと聞くと、学校給食で食べた素朴で懐かしい味を思い出されたりする方や、若い方だと行列必死の人気コッペパン専門店を、想像される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなコッペパンについて、書かせていただきます。
コッペパンの「コッペ」の由来
よく知られているのがフランス語説。フランス語の「切られた」を意味する「coupe(クペ)」が訛って「コッペ」になり、ポルトガル語の「pao」と合成したと言われています。また、ドイツ語の「山頂、丘」という意味の「kuppe(コッペ)」とポルトガル語のパンの合成からきているといった説もあります。
語源は海外でもコッペパン自体は、日本オリジナルと言われています。
コッペパンの歴史
第二次世界大戦中から終戦直後にかけて、主食の米の代用品としてコッペパンが配給されていました。
その後、全国的に認知されるようになったのは、1950年ごろに始まった学校給食からです。
1980年代ごろまで、コッペパンが主食を担っている場合が多かったようです。栄養価が高いこともありますが、米食の場合、米を炊き、運搬保管、配膳、食後は食器を洗うという、暖房設備の整備と多くの手間が必要である点と、戦後の食糧難の時代に、比較的安価で入手しやすかった小麦や脱脂粉乳が原料であったことも、コッペパンが主流となった理由であるかと思われます。
今の学校給食では
現在の学校給食では、米食が主流になっているためパン食の回数も減って、コッペパン以外にも食パンやクロワッサンなども出されることもあるため、昔に比べてコッペパンの登場回数が減っているのかもしれませんね。
その後、かつては給食の味だったコッペパンは、パンブームの波にも乗って続々と各地に専門店ができました。どちらかと地味な印象のあるコッペパンですが、なぜそこまで話題になっているのでしょうか。注目を集める理由について考えてみました。
※僕たちの時代(昭和50年生まれ)は、黒糖コッペ・シナモンコッペが多かったですね。普通の何も入っていないコッペパンは、あまり見なかったと思います。
①なんといっても懐かしさ!
ジャムやバターが塗られたコッペパンを給食で食べた経験を思い出し、過去の懐かしさを感じるのではないでしょうか。また、20、30代の若い層には、昭和時代にあった「新しいもの」という認識で、逆に新鮮に感じられているようですね。
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➁SNSウケがいい!
専門店では、数十種類以上のメニューがあるお店もあります。昔ながらのジャムやバターの組み合わせだけでなく、コッペパンに挟める具材のバリエーションはとても多様性があり、自由に選べることからも、見た目などから、写真投稿などでSNSウケの要因にもなっているようです。
③どんな具材でも相性バツグン!
コッペパンは柔らかく味もシンプルであるので、甘いクリームからお惣菜など、様々な具材を挟んで味わうことができます。挟む具材によって食事から軽食、はたまたデザートやスイーツとして変わるので、様々なシチュエーションで味わうことができるのが魅力なのではないでしょうか。
100年近く歴史があるコッペパンですが、現在でも多くの人から愛されていることが言えますね。コッペパンのさらなる進に今後も要注目です。
コッペパンのレシピ
コッペパンのレシピで多いのは、食パン生地を使うパン屋さんが多いかと思います。
調理パンと菓子パンの間が一番ベスト!【甘すぎず、ほんのりと甘め】
《 秘密のレシピ 》
★小麦粉は、カメリヤ(強力粉)70% スーパーカメリヤ(高級強力粉) 30%
※スーパーカメリヤを入れる事によって、パン生地がきめ細やかになり、歯切れ・口どけの良いソフトなパンになります。
★砂糖は 8%~12%位
★油脂は 12%位
★ハチミツを入れるとグット!
(ただし、ハチミツを入れるのであれば、砂糖は少し少な目に)
※ハチミツを入れる事によって、翌日でもしっとりしたパンになります。
コッペパンの捏ね方・発酵の具合・成型の参考動画
※出演している人は僕ではありませんよ。
コッペパンの歌 (笑)
なんか聞き入ってしまいます・・・
コッペパンのゲームもあった!!【あつまれ!コッペパン】
今の学校給食ではクレープが人気みたいですね。
焼きプリンはダントツの人気だそうです。